フランス料理の「ブイヤベース」、タイ料理の「トムヤムクン」と並んで世界三大スープと称されるロシア料理の「ボルシチ」。
日本ではあまり食べる機会がないボルシチですが、ロシアでは日本の味噌汁のように各家庭でそれぞれのおふくろの味がある家庭料理なのです。
ボルシチとは元々はウクライナ語で草や薬草の煮汁を意味する言葉で、ビーツやタマネギ、ニンジン、キャベツ、炒めた牛肉などをじっくり煮込んで作る具だくさんスープです。
今挙げた具材は一般的な具材で、家庭によっては豚肉、牛肉、鶏肉、マトンなど好きな肉類を入れます。
ハムやソーセージが入っているボルシチもあれば、肉は全然入っていないヴィーガンブロススープなボルシチもあります。
野菜や果物もロシア料理には欠かせないジャガイモをはじめ、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、インゲン豆、トマト、さやえんどう、カブ、ピーマン、とうもろこし、リンゴなどまさに様々です。
そしてボルシチに絶対外せないのが、「ビーツ」「ハーブ類」「スメタナ」です。
ビーツは言わずと知れたボルシチの主役。
ボルシチのスープの赤色はビーツの色素成分であるポリフェノール「ベタシアニン」の赤色なのです。
このベタシアニンはビーツ以外にもピタヤ(レッドドラゴンフルーツ)に多く含まれています。
好みが別れるハーブ類でボルシチにオススメしたいのが「ディル(イノンド)」です。
消化を促進してくれるこのディルはスッキリとした風味が特徴で肉類を入れたボルシチには特に合います。
出来上がったボルシチにお好みでかけるスメタナは、東欧原産の発酵乳(サワークリーム)です。
好気性細菌と嫌気性細菌が共存して発酵するこのスメタナは、一般的なヨーグルトと同等の栄養価で、低温発酵が可能なので傷みにくいのが特徴です。
と、ここまでボルシチがどういったスープなのかをご紹介してきましたが、実は今回レシピのご紹介をするのはボルシチの主役ビーツと同じ赤色色素のベタシアニンが含まれているピタヤを使ったヴィーガンブロススープなんです!
それでは早速、ピタヤを使ったヴィーガンブロススープのレシピをご紹介します。
ライムとクミンの香りが食欲を誘う爽やかなピタヤスープです。
動物性の具材を使用していないヴィーガンブロススープなので、ヴィーガンの方にも食べていただけるスープ。
冬は温かいスープで体の芯から温まり、夏は冷やして食欲の無い時でもさっぱり栄養補給ができますよ。
<ピタヤスープのだし>
【材料】
にんじん 100g
だいこん 200g
セロリ 30g
ごぼう 60g
ねぎ 70g
しょうが 10g
昆布 5cmほど
水 2,000ml
1)だし材料の野菜をよく洗い、皮のついたままで適当な大きさにカットします。
2)だし材料のすべてを鍋に入れて火にかけ、沸騰したところで弱火に。
約1時間コトコトと。
3)水分量が7~8割ほどになったら火を止めます。
4)粗熱をとったら、ザルで漉して出来上がりです。
!およそ1,500mlのピタヤスープのだしが仕上がります!
< ピタヤスープ >
【材料】
アゲル ピタヤピューレ 100g
たまねぎ 1/4個
セロリ 50g
だし 400ml
オリーブオイル、しお、コショウ 少々
みょうが、豆乳、クミンパウダー、ライムはお好みで
1)アゲル ピタヤピューレは常温にもどしておきます。
セロリ、たまねぎを5mm角ほどにカットします。
2)鍋にオリーブオイルをひき、セロリとたまねぎを軽く炒めます。
3)あらかじめ作っておいた「ピタヤスープのだし」を2)に注ぎ入れ、浮いてくる泡を取り除きながら約5~8分ほど加熱します。
4)常温にもどしたアゲル ピタヤピューレを3)に入れてひと煮立ちさせ、しお・コショウで味を整えて完成です。
5)あたためて泡立てた豆乳をふんわりと乗せて、みょうが、ライム、クミンパウダーをお好みで。
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